先輩医師からのメッセージ
ホームページをご覧のみなさん、こんにちは。浜松医科大学臨床薬理学教室のホームページにようこそ。
臨床薬理学教室へ入局した経緯を紹介しましょう。
医学部卒業後、静岡県内の公立病院で初期臨床研修を修了し、後期臨床研修を行いました。 後期臨床研修では小児科を専攻し専門医を取得しました。 もともと専門医の取得後は学位取得と研究をしてみたいと思っていたため、上司に相談したところ浜松医科大学臨床薬理学教室を勧めてくださいました。 私は他大学の出身者であり、出身大学には臨床薬理学の講座はありませんでしたが、渡邉教授のお話を伺い、幅広い研究分野を有し非常に新鮮でした。
卒後7年目に小児科専門医を取得したのち、8年目より臨床薬理学講座の一員として研究と診療に携わっています。 臨床薬理学は横断的な学問であり専門医取得後に研究生活に入る方が、これまで臨床のClinical Questionの解決につながると思います。 現在は、血管内皮細胞を用いたストア作動性カルシウム流入について、研究中心の生活を送っています。
小児科領域では、川崎病は急性期の中小動脈の血管炎で、重症なものほど遠隔期に血管内皮障害を生じている可能性があるとの報告があります。 血管内皮細胞の研究を通して、将来のある子どもたちによりよい医療を提供できるよう願っています。
当教室は、血管内皮細胞の研究だけでなく、肺血管性肺高血圧症の臨床、CYP450を介した薬物相互作用などの分野の研究もしております。 そちらのお手伝いもしながら、多岐に渡る領域を学んでいる最中です。
基礎実験から臨床まで幅広く経験できる、臨床薬理学教室に是非どうぞ!!!
袴田 晃央(2006年卒)